第8話 – 上手く測れない?
2021.09.26
上手く測れない!!
サンプルユーザーの方々から、いろんなお声を頂きまして…。
ネガティブな意見
1位:体温と違う!
2位:光が怖い
3位:リセットボタンを押したら壊れた
ポジティブな意見
1位:可愛い
2位:音が良い
3位:手軽で最高
体温と違う!
と言われてしまうと。
えーと。
言い訳というか、あくまで体温ではなくて、一次スクリーニングするための表面温度サーモグラフィーです。
というのが弊社の言い分ですが。
どことは言わないですけど、中国製のひどいやつなんか、36度から37度をランダムで表示するという謎のマシンに比べたら正しい温度を出しているので、弊社としては嘘はついていなかったんですけど、それでもユーザーからすればそれが低いから意味がないと思ってしまうようで。
であれば、それ用のデータテーブルを作って、しっかりとお客様が安心できるような仕組みを用意した方が良いのでは。
ということで、常に同じ温度を出す「黒体」と呼ばれる謎のマシンを購入しました。
温度基準機でしてキャリブレーション(サーモの調整)をするためのものです↓
価格は50万円…。
高ーい。
まぁそれでも仕方ないということで。
そこから鬼作業として1万回各温度ごとに測定してその誤差を確認するという作業が始まります。
外気温が寒い場所(弊社富士山が近くにあるので富士山の登山道を登り寒い場所を見つけることもできました)。
逆に、暑い場所はサウナを利用して。
詳しい話は、こちらのデータ報告書を見てもらえればわかります!
ということで、データの変化を想定しつつ、いろんなテストをした結果として。
ようやく最終版が完成するわけです!
なお、ここから音の調整・機能の調整(ブルートゥース機能追加)・色の調整・表示の調整が入ります。
モノづくりの一連の流れとして、一応お伝えしておいた方が良いかなと思うので
どこにこだわっているかだけは書いておくことにしましょう!